ワーグ -Werg-(ワーグ・赤)
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解説 
人間の魔人。ガイによって魔人となる。
魔人としての戦闘能力は最低だが魔人の中では一番厄介な能力を持っている。体から発される眠気を誘う体臭は魔人であろうと二度と覚めない眠りに落とすことになる(ワーグ本人なら起こすことが出来る)眠った相手の夢の中に潜り記憶や精神を操作する事ができる。その能力ゆえ魔物界で孤独な日々を過ごしていた。普段は厚着をして体臭を抑えている。
なお戦闘中に能力を使う時は自発的に着衣を脱ぐ。
その能力だけで魔軍内からは、嗜虐心の強いレッドアイやメディウサ並に恐れられている。
ランス10では 
鬼畜王版に比べて容姿及び人格面が大きくリファインされており、敵対者に悪夢を見せる小悪魔的少女だった鬼畜王版から、今作ではワーグ自身が夢見る少女に変化したとも言えなくはない。
ケイブリス派に所属。何度眠ってしまっても懲りずに家にやってくるケイブニャンとケイブワンに請われ派閥戦争で猛威を振るった*1が、抗争の終結後は全く訪ねてこなくなった事に失望し今回の魔人戦争に参戦はしていなかった。だが戦争終盤に魔軍の戦力が減ると業を煮やしたケイブリスがワーグの住まいを強襲、文字通りワーグを叩きのめし、これによりやむなく参戦する事になる(ケイブリスの3千年続く不眠症はワーグの催眠体臭すら跳ね除けた)。
ペットのラッシーは夢イルカという種族で自身に意思はなく、触れている者が心で思ったことをそのまま言葉にするだけの生物。その際に精神エネルギーを吸って相手を殺す生物だがワーグは魔人であることから死なずに済むので、ワーグは寂しさを紛らわすため、ラッシーは吸い続けることが出来るから一緒にいるだけの関係とのこと。一見ワーグとの会話が成立しているように見えるが喋っているのはワーグの内心であり、これを前提にイベントを見返すと新しい発見があるだろう。ランスと違ってワーグは内心と実際の口調が大きく異なることから、かなりのおすましさんであることが分かる。
超昂大戦では 
ランスと出会う前(LP7年以前)の姿で登場する。この頃はナギやリズナは当然としてサテラやシルキィとも顔見知り程度で特に親しくは無い。
初となる「無敵結界」を所持したまま地球に現れた現役の魔人であり、現地の怪人たちの攻撃でもダメージを受けることは無い。ただし、身体能力では普通の人間の少女と変わらず非力*2。衣装に関しては頭部飾りにリボンが増えたことと服に小さなボタンが増えた以外はランス10とあまり変わらず、睡眠からラッシーをけしかけるという、魔人としてのスタイルそのままで戦闘に参加している。
地球へと転移早々に睡眠体質が発動し、「睡眠魔人の閂市集団昏睡事件」と呼ばれる事件を起こし現地の平和維持組織であるダイビートへと連行される。…同時期に別々の事件を起こしていたお町、復讐ちゃんも一緒に。先んじて転移し、ダイビートの一員となっていたナギやシルキィら同郷人による聞き込みの結果、今回の転移者三人は今までと違い、共通して人間に友好的とは言い難い時代の人物である事が判明したため、組織内でも犯罪者や社会適性に難のある者が多く集まるヤクザ非合法部門・久世上弦衆の預かりとなった。
なし崩し的にワーグは他の二人と共に久世のフロント企業である芸能事務所「七雄プロダクション」に所属しなんとアイドルに。当人にあまりやる気はなかったが、久世に入るような人物の扱いに慣れているプロデューサー・斗羽に上手く炊きつけられてしまい、ダイビートとしての任務の傍らアイドルとしての仕事もこなして久世の活動資金稼ぎを手伝うことになるのであった。
制御できずに疎ましい能力であった睡眠体質は現地でのマリアの師匠である天才科学者・高円寺さやかが三徹で開発した強制睡眠抑制装置*3のつまみを回す事によって能力使用のオンオフが可能になり、人里でごく普通の日常生活が可能になった。長年制御できなかったものを三日と言う短時間で解決してしまった事には喜びよりも驚きが勝っていた様子。ついでに無敵結界も研究したいと詰め寄られた際には思わず逃げ出していた*4。
同期である復讐ちゃんとお町、そして自身の面倒を見てくれる母親のような包容力を持った鎖々鎌くさり、その娘で元は一振りの刀であった少女・妖刀薄命、お騒がせなヴィーカとは特に深い友情を育んだ。
復讐ちゃん協力の元、薄命が縫い上げたラッシーのぬいぐるみをプレゼントをされた際には感極まって思わず泣いてしまったり、浜辺で皆とバーベキューを楽しんだり、皆で撮った集合写真をベッドの上で眺めて嬉しそうにジタバタしたりと、幸せで賑やかな日々を送っている(危うく宇宙人の嫁にされかけたりもしたが…)。
オリジナルとの関係性故かケイブリスの同一存在であるヴィーカとの絡みも多いが、その関係は険悪なものでは無くトラブルメーカー兼ムードメーカーのような友人。また、ヴィーカが悪戯と称して強制睡眠抑制装置のつまみを接着剤で固めて能力使用不可状態で固定してしまうのだが、能力を嫌うワーグに対してのヴィーカの不器用な優しさであろう。
本心はラッシーが代わりに喋っているという事については久世に感情を視る能力者がいる事から何人かには早々に知られてしまっているが内緒にしている。
回想で人間時代に突然睡眠体質に目覚め、両親から捨てられて魔王ガイに拾われ、ケイブリスと会うまでの事が語られた。魔人や魔物すら眠らせてしまうため誰も近づこうとしない中、決して眠る事の無いケイブリスに使われる事自体は、敵意や悪意でもいいから自分を見て欲しいワーグにとっては決して嫌なものではなかったようだ。できるのであればヴィーカとそうなれたように、ケイブリスとも友達になりたかったと涙ながらに本音を吐露している。
ランスの事はシルキィ達から「未来の魔王様」と聞かされており、最初は怖がっていたが地球での生活で心の殻も無くなっていたためランスに「友達になろう」と言われるとあっさり警戒心を解いてしまった。その後は友達としての遊びと称したランスの毒牙にかかることとなった。
後日、ワーグから一連の出来事を聞いたシルキィは笑顔から形相を一変させると完全武装形態(ファット)に姿を変え、ランス君を一発ぶん殴ってくると言ってサムズアップを決めるとその場を去っていった。そして空を背景に強烈な打撃音が響き渡るのであった。
鬼畜王ランスでは 
夢を操る無邪気な少女。見た目通りの性格をしており、まんま子供である。生き物に怖い夢や戦争の夢を見せてその魂を奪うのが趣味。無邪気さ故に残酷。ホーネットにそんな事をしては駄目だと叱られた為、ケイブリス派に所属している。いつもラッシーという、ペット(ワーグが集めた魂の塊)を抱いている。
ルドラサウムに対する唯一の正しい対処法を持つ重要な役目。そのためにも彼女に夢を見せてもらえるほど仲良くなろう。特に「怖い夢」は怖いのはランスにとってのみでプレイヤーには爆笑必至。
ゲーム的には 
ランス10では 
魔軍の援軍として途中から登場。眠りの体臭の効果でランク50以下のキャラが使用不可能になるため、自軍の育成状況によっては詰みになることも。戦闘に入ってからも最終的には毎ターン150%の睡眠を食らうため、被ダメージやキムチ鍋で目を覚ました時にしか攻撃できないという強敵。物理レジスト80%の支援を使ってくるので、魔法攻撃を主体にするか支援排除持ちを入れると良い。寝ている間にAPが溢れ易いので最大APを増やすのもいいだろう。身体能力は人間と変わらないという設定を反映して、攻撃スキルは強力なラッシーの攻撃と貧弱なワーグの魔法攻撃で構成されている。
倒すことで仲間として加入。睡眠100%(裸カードなら150%)のスキルを持つ貴重なキャラで、アタゴと組めば異常レジスト50%以下の敵を完封することも可能である。どうしても魔王ケイブリスを倒せない人はワーグに頼ってみよう。…という事だったのだが、あまりに強すぎたのかバージョン1.03にて1回制限にされてしまい、この運用はできなくなってしまった。
なお、ペットのラッシーは周回ボーナスの何でもありにチェックを入れていると宝箱から排出される。所属は神魔。
部隊編成効果にHP倍率1%があるだけでステータスも大したことがないので、積極的に狙っていくカードではないだろう。
人間関係 
- ラッシー / ペット、大切な友達
- ランス /孤独から救ってくれた人。好き、大好き、すっごく好き。ずーっと一緒にいたい。
- シィル /文通友達
- サテラ /サテラのバーカ、バーカ。きらーい、あっかんべー。でも次はお茶くらい出すからまた来てね。
- セスナ /自分の能力では眠らないお友達。とても嬉しい。
- ランスの子達 /あまりにもレベルが高すぎて能力が通用しないというのが本人談
- ケイブワン ケイブニャン / 何度眠らせても懲りずにやってくる
- ケイブリス /不眠症で眠ってくれない人 怖いけど自分を見てくれる人
- ホーネット /残酷な夢を見せてはだめと叱られたから嫌い(鬼畜王)
- ケッセルリンク /優しいおじ様だから好き(鬼畜王)
- 復讐ちゃん /異世界で知り合った大切な友達
- ヴィーカ・ガオンヌ/怖かった人と全く同じ喋り方だけど気の置けない友達。
特記事項 
- アップデートにより、正史のワーグの最新の身長は151cmで表記されている。(Ver1.01まではカード情報では132cmと表記。図鑑では142cm)
カード情報のみの更新で図鑑は修正されていないが、図鑑は一枚絵なので修正が困難なことが予想される。
名台詞 
- 黙りなさい、ラッシー
知られたくない、認めたくない内心を発したラッシーに対して
名場面 
- ワーグ「お願い、普通の人達に・・・・・・ひ、ひどいことしないで・・・・・・ぐすっ・・・・・・わ、私・・・・・・」
- 魔王 ランス「あ~分かった分かった。ひどいことしないしない」
- ワーグ「・・・・・・本当?」
- 魔王 ランス「ほんと、ほんと。だから泣き止め、これは命令だ」
- ワーグ「ぐすっ・・・・・・う、うん・・・・・・ありがとう・・・・・・」
- 魔王 ランス「やれやれ魔王が魔人に言うこと聞かせられちゃ、やることがあべこべだぜ」
ヘルマンの人達にワーグを使って悪戯をするランスだったが、止めて欲しいと泣いて懇願され受け入れる 魔王が魔人に言うことを聞かせられるという初めての構図なのかもしれない
画像 
©アリスソフト
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| 魔軍 | ||
| 魔王(血の記憶) | (トロス) - ククルククル - アベル - スラル - ナイチサ - ジル - ガイ - リトルプリンセス - ランス (or ケイブリス or ビュートン) | |
| ケイブリス派 | ケイブリス | ケイブニャン - ケイブワン |
| カミーラ | アベルト・セフティ - ラインコック - 七星 | |
| ケッセルリンク | ファーレン - アルカリア - エルシール - 加奈代 - シャロン - バーバラ - パレロア - リリム - (ペルエレ・カレット) | |
| レイ | ||
| カイト | ||
| レッドアイ | ロナ・ケスチナ | |
| ジーク | オーロラ | |
| メディウサ | アレフガルド | |
| ワーグ | ラッシー | |
| ラ・サイゼル | ユキ | |
| パイアール | PG-7 - PG-8 - PG-9 - PG-10 - エロヤックALV - ルート・アリ | |
| ガルティア | ラウネア - タルゴ - サメザン | |
| バボラ | ||
| レキシントン | アトランタ - ジュノー - ニミッツ・リーク | |
| ホーネット派 | ホーネット | ケイコ - マナブ- リツコ - マツタロウ |
| シルキィ・リトルレーズン | リトル | |
| メガラス | ||
| ラ・ハウゼル | 火炎書士 | |
| サテラ | シーザー - イシス - イシス2 | |
| アイゼル | ガーネット - トパーズ(オパール) - サファイア | |
| ノス | ||
| 無所属 | ザビエル | 藤吉郎 - 煉獄 - 魔導 - 式部 - 戯骸 |
| レーモン・C・バークスハム | アーシー・ジュリエッタ - ルーシー・ジュリエッタ - マーシー・ジュリエッタ | |
| ますぞゑ | ブラット - ピット - 奈落の王 | |
| アベルト・セフティ | アニス・沢渡 | |
| 小川健太郎 | ||
| オギン・ギンプ | ||
| 魔物大元帥 魔物大将軍 | ストロガノフ - ツォトン - ピサロ - ヨシフ - ルメイ | |
*1 ケイブリス派が勝利した要因はワーグが参戦したからと言われるほど
*2 スタミナの無さを反映してか常時スリップダメージを受けており活動限界はある
*3 頭部の金色の飾りに機能を付けた
*4 さやかの科学力は次元干渉の領域に到達しているため、本当にどうにかしてしまう可能性がある
*5 最新更新で改められた表記







