ピッテン・チャオ
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解説
パランチョ王国国王ポロンの兄にして王国軍総大将。恐ろしいほど武の才能に恵まれた、流れる金髪に黄金の鎧が映える美丈夫。容姿、性格ともに父ペペロン・チャオとは似ておらず、気の強い母親であるプルム王妃の血を濃く受け継いでいる。
かなり気性の激しい部分があり、物事を力で押し進めようとしがち。苛烈な性格と思われがちだが一本気な武人タイプで、結構兄馬鹿。
初出は「かえるにょ・ぱにょ~ん」でしかもラスボス。パラレルではない同一キャラが後にランスのパーティに加わったという珍しい経歴の持ち主*1。
ランス9では
パーティがとある障害を前に立ち往生する中、美味しいところ総取りのかたちで参戦。
キャンプ中の言動はかなりイイ性格をしている。パットンと意気投合するだけのことはある。
自身の実力は勿論だが、他人を鍛えるのも秀でており、チルディはその恩恵を存分に受けた。
ランスには容姿そのまんまの「金ピカ」と呼ばれ、イケメン爆発しろと言わんばかりに敵視されていたが、とあるきっかけで仲良くなった。
ランス10では
今回は自由都市連合軍副長としてパランナイトことパランチョ王国騎士団を率いて魔軍と戦っている。
魔人レイ討伐の途中、ランスたちがジフテリアに船を見に行くを選択するとピッテンに会える。
その後のセキガハラの戦いの時に人類側が勝利を収めたが、逃走した魔物大将軍ピサロは残存の魔軍との合流に成功し、別働隊を使いハンナ、パランチョを陥落させた。パランチョ王ポロンと王兄ピッテンは一時的に祖国を離れることを余儀なくされた。そして魔人パイアールが戦場から消えた後、魔軍に占領された土地は次々と奪還され、パランチョ王国も遂に取り戻された。
食券イベントでは、ランスたちに自国の名産の香辛料ピリン豆を紹介したり、年少者の曇り顔を放置したくないがため無理矢理香姫の作った団子を完食するなどのエピソードが見られる。
またランスに結婚相手になりそうな好みの女のタイプを聞かれた時、何気なく「芯が強くて、腕が立つ」、「目標に向けて邁進できる人間で、俺を驚かせてくれるような相手がいい」と答えたが、友人のパットンに真っ先に思いついたのはランスと指摘された。それを聞いたピッテンはランスが性転換したら考えてみるとしようと言ったが、本気か冗談かは定かではない。
第二部では出番はないが、特訓を受ける魔王の子たちに「防御の心得」を教えていた模様。
かえるにょ・ぱにょ~んでは
自分付きの魔術師であるニコペリと謀って架空のクーデターを演じ、ポロン・チャオの王としての資質を父王に示す舞台を整えた。そもそも脳筋であることは自覚しているらしく、知才豊かなポロンに国政を任せ、自身は将軍として軍に納まることが理想だったらしい。
ラスボスの片割れで、その攻撃は剣閃が赤・青・緑とカラフルに発光する連続斬り。
ママトトでは
「シグマソンに完全無欠の黄金騎士あり」と謳われた高名な美剣士。こちらの世界では27歳。
騎士として名を馳せているものの立場としては一介の武人であり、シグマソン共和国を牛耳るバショウ政権の息が掛かった将軍の下で戦うことを余儀なくされている。暴政を布くバショウへの恨みは相当たるもので、その手で殺める機会を伺っていた。ママトトとの戦いに敗れるも、知将ナナスの心意気に惚れこみママトトの一員となる。
同国のバルバッツァとは「北の黄金騎士、南の黒騎士」と並び称されている。
少年に対し好意的なのはこの頃から描かれており、マイトレア(11歳)と楽しく厳しく?待ったなしのチェス勝負で遊んでいたりする。酒豪パットンに付き合わされてヒーロー、マイトレアが酔い潰された際は「酒は呑んでも呑まれるな」と華麗にギブアップしてみせた。
小説版では怪奇事件の容疑者その1として扱われることに。
エピローグではヒーローの引き立て役で、どうにもパッとしない役回り。
ゲーム的には
ランス9では
ガード職にて参戦。挑発範囲が3x3の無限射程着弾型かつ成功率も高め。
守護率は初期では40%とそこそこだが熟練度ボーナスで20%上昇するため最終的にはパーティでもっとも高くなる。
敵の後衛を引きつけ味方後衛を守る純ガードと言えよう。
さらにパーティ随一の強力な魔法防御で、こと魔法に関する限り無敵に近い防壁となる(さすがにリズナのようにノーダメージとまではいかない)。
だが2倍モードではあまり防ぎきれず、4倍以降では魔抵をがっつり上げないとほぼお飾りの個性となってしまう。
万能に優れる半面攻撃・回避・受流し・ねばりともにあまり上げやすいとも言えないので剣にも盾にもなりきれないこともしばしば。
通常モードでは非常に頼りになる壁役だが、極めプレイではだんだん苦しくなってくる早熟型ユニットである。
ランス10では
弟ポロンの装甲破壊パンチに目が行きがちだが、同じ二倍威力でAP2累積なしの「突撃2」はカードの揃わない序盤では優秀。但しキャラが増えてくるとAP1累積ありの「全力突撃」持ちの入れ替えで事足りてしまうのが惜しい。アンコモンなので重ね強化に期待できないのもやや痛し。
真価はパッシヴで魔法レジスト+20%を発揮する「魔抵力」にある。リズナの「魔抵体質」の魔法レジスト+80%には劣るものの、あちらは設置型なので住み分け可能なスキルである。
かえるにょ・ぱにょ~んでは
ラスボスとして4マスキャラで登場。
ハニーやバルキリーなどに代表される魔抵カンストではないものの、4マスボスには総じて高魔抵が付与されており魔法攻撃はほぼ通らない。このため不動ボスでありながら真っ向から近接勝負を挑む必要があり、ライフ管理が勝負の分け目。
尚、ピッテンの影に隠れて延々と落書きザウルスを量産してくるニコペリの方が真のラスボス扱いされることも。
ママトトでは
かえるにょ・ぱにょ~んでの三色に輝く剣閃は、赤・青・緑・黄・桃の五色の必殺技「ピム・カラー」に昇格した。
物理攻撃・防御ともに近接キャラとしては平均的、但し魔抵のみ魔法キャラ並みの耐久性を持つ。
本作では殲滅戦を除き、進路に障害が無い限り敵キャラは一斉にママトト心臓部に侵攻してくるため、通り魔的に魔法を放ってくる敵からの安定性は高い。
必殺技は自身を中心とした周囲マス(4マス、段階が上がると12マス)への範囲攻撃なのだが、威力補正が終始一倍のままのため、高HP相手には決定打に欠ける。また移動力が低めに設定されており、敵密集地に突撃して必殺技で一網打尽…という戦略が採り辛いのも難点か*2*3。
ゲームデザイン的に「耐えて反撃に備える」より「殺られる前に殺れ」を実践したほうが確実なため比較的地味なユニットに落ち着いてしまった感は否めない。
名台詞
- 王には、お前の様な男が相応しいんだ。国政だの国家予算だのと、頭の悪い俺にはとうてい理解出来ん世界。俺はお前という存在がある限り、絶対王にならんぞ。
- 俺は今の立場を気に入っている。(中略)お前が王になれ・・・、ポロン。
- おう、それでこそ俺の弟! ポロン、2人でかるく親父を超えようぜ!!
エンディングより
- 想像はついていたことだ。
- ツケは今から払わせる。払いきれはせんだろうがな。
ランス9より ピグの身の上に降りかかった出来事に対して静かだが激しい怒りを表す 普段はどちらかと言えばとらえどころのない性格の彼が作中に怒りを見せる唯一のシーン
画像
©アリスソフト
コメント
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*1 本編前でならアレキサンダーもこのタイプ
*2 同じ自身中心8マス周囲技でありながら最大倍率二倍とぶっ飛んだ移動力を兼ね備えているライセンが大概おかしい
*3 13マスの範囲攻撃の剣圧を「飛ばす」リックはもっとおかしい