ドン・ドエススキー
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解説
ニューホーク出版において連載中の英雄ザナゲス・ヘルマンの生涯を綴る伝記小説「ザナゲスサーガー*1」の執筆者であり、数々の名作を手掛けるベストセラー作家。
執筆環境にうるさく、大陸各地にある集中力が高まる最高の環境を転々としながら執筆活動を続けている。
執筆する為にとモンスターの徘徊する様な場所に赴いたり洞窟でカンヅメになったりするので、「差入れを届けて欲しい」「原稿を回収して欲しい」など定期的に冒険者へドエススキー関連の依頼が挙げられている。
原稿を受け取りに行く編集者は命がけで行かねばならず、モンスターに襲われ命を落とす事も。
編集者の差入れである高級お菓子「スズラン亭のカステラ」をランスに見せびらかしながら食べるなど見た目に反して子供っぽい所が見られるが、文豪としての実力は確かで作品作りに関しては真摯。
偉くなったら我儘をするとデビュー前から決めていたらしく、実際に偉くなった今は誰憚ることなく我儘を満喫している。
ランス・クエストでは
- 閃きの穴に住む文豪
ゲーム開始早々に始まる最初のクエストから登場。
先に依頼を受けていた冒険者2人をランスが殺戮し後を引き継ぐ事でランス・クエストの物語が始まる。 英雄譚的な側面を持つザナゲスサーガーを執筆する彼にランスが自分の今までの功績をざっくり語るものの、ここ近年の各国の動乱全てに関わっていると言う妄想染みた話を鼻で笑い飛ばした。
差入れするべき菓子折りは売ると100GOLDになるという特徴がある。*2 と言っても、今作において100GOLDは小銭でしかないので菓子折り売却益での金策は非効率的。 普通にクリアして先に進もう。
- 原稿回収と人捜し
ドエススキーの原稿を取りに行った編集者が行方不明になった事から始まるクエスト。
生前は編集者だった物から目的の原稿を回収すればクエスト達成だが、寄り道イベントでドエススキーの所へ訪れる事が出来る。 そこでイベント分岐が発生し、プレイヤーの選択次第でドエススキーが死亡する。 クエストの達成条件とは無関係なのでそのままクリア可能ではあるが、後に発生する下記のクエストが受けられなくなってしまう。
- 文豪を連れて
ドエススキーを川中島にある勤勉蛍の生息地へと連れて行く護衛クエスト。
サチコのモルルンを解禁するクエストでもある。 サチコのレベルが35以上必要なクエストでありモンスターの強さもそれに合わせて強めなので、レベルが低いシビリアンであるドエススキーが狙われると一撃死してしまう。 ドエススキーが戦闘不能になった状態で戦闘終了するとクエスト失敗なので、サチコの初期ガードを120%にして確実に護りつつクリアを目指そう。 モルルン被害が発生するクエストなので、マグナムに移行していない場合はクリアする度に折角育てたサチコのレベルがリセットされてしまう。 名声喧伝を持つリアを連れて、名声値の回収は1度のクリアで済ませておきたい。
ランス10では
ハイパービルに籠って新作を書いている。ラ・ハウゼルは彼の著作の大ファンでありランスに脅されてハウゼルを釣りだすための新作(ドラゴンパッチ七巻)を3日で書かされる。だが、出来上がった新作は短期間で強引に作り出されただけの駄作で、その本をどう扱うかでハウゼルとの関係も未来も大きく変化することになる……。
ランス・クエストの時にはそこまでではなかったが、今ではサチコはすっかりファンになってしまっている。
ゲーム的には
ランスクエストでは
護衛対象のシビリアン。才能限界も低く打たれ弱い。戦力としては全く役に立たないのでガード職で徹底的に守るのが必須となる。
ランス10では
アリスソフト公式アナウンスとしてデバッグ担当のむ〜みん氏がTwitterで公開する情報の中、デバッガー陣のレポートに登場。 ドエススキーが仲間入りする、その上「とてつもなく強い」と評されている事に多くの人が驚いた。
実際の性能としては1回限定だが70%の確率で敵軍を一撃で倒す「社会的抹殺」を持つ。ボスには効果が無いが消耗をいかに抑えるかというゲーム性との相性抜群。HPが足りない時の雑魚戦、厄介な戦闘回避。後一歩で回復ポイントなのにたどり着けない場合の保険、ホーネット救出等で大いに役立つ。また硬い雑魚を制限ターン内に倒さないといけないという場合は最上の切り札になる。他の暗殺持ちと違い確定で入手でき、かつ消費APが2のため初手で発動できるというのも大きい。 1回制限のスキルではあるが大作戦など長いクエスト中において回復ポイントは多めに設定されており何度か使用回数を復活させられるので、ケチらずに使っていこう。クレインやパステルなど他の高確率暗殺キャラも保有していると、暗殺だけで進んでしまうと言う展開も起きる。 ただし確率も70%なので過信は出来ない。ある程度余裕がある時に出して消費を抑えるか、どうしようもない時にロード前提で使うのが良い。
もう一つのスキル「伝説捏造」はランダムで一人にブーストをかけられる。目当てのキャラ以外をあらかじめ行動終了にしておけば確実にかかるので、0APスキル連発→大技でトドメといったパーティ構成とは非常に相性が良いため暗殺以外でも連れ回す価値があるだろう。
修得技能
修得技能 | |
文豪★★ | ベストセラー作家になれるスキル。 ステータス/スキルの取得、確認画面で消去する事が出来るがそんな酷い事はやめてあげよう。 |
特記事項
名台詞
- お前さんは儂の想像する英雄像とはかけ離れすぎておるわい
ランスの「自分を主役にした小説はまだか」と言う問いに対する返答の一節。 ランスはコメディリリーフか、英雄を裏切って罰を受ける悪役が関の山だとか。 酷い言い様であるが、ランスの性格はあまり褒められたものではないため、主人公から外すとこの辺の役どころになるのだろう。
- ドン・ドエススキー
「はあぁあ……」 - ランス
「あ? なにを落ち込んでる?」 - ドン・ドエススキー
「落ち込みもするわい!」
「ああ、書かされてしまうた……あんなの儂の作品じゃないわい……駄作じゃ、駄作……」 - ランス
「俺様も鬼編集として手伝ってやったのに、なんてことを言うのだ」 - ドン・ドエススキー
「お前さんはただの鬼じゃったわい!
「儂の後ろでギャーギャー騒いで剣を振り回して儂を脅しとっただけじゃないか!」 - ランス
「お前が詰まってるときは、展開のアドバイスとかしてやったろ」 - ドン・ドエススキー
「そのせいでもうしっちゃかめっちゃか!ああもう儂の作品が滅茶苦茶じゃあ!」ハウゼル捕獲作戦のための新作を無理やり書かされたドン・ドエススキー。 自分の意にそわない駄作を世に出してしまった作家の苦悩が感じられる。
- あわあわあわ……!
わわ、儂の本をそこまでして……!それを儂はあのような脅迫に屈し……!
だ、駄目じゃー!その娘に本を読ませてはいかーん!せめて死ぬ前にドラゴンパッチの七巻を見せて下さいと言うハウゼルを見て。 自分の作品を愛するファンを失望させたくない作家魂を感じる。
画像
©アリスソフト
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Tag: 人間 自由都市地帯 一般人 シビリアン ランス・クエスト ランス10
*1 1〜472巻。以下続刊。
*2 今作では菓子折り以外はどのアイテムも売却額10GOLD均一となっている。