ホーネット の変更点


TITLE:ホーネット -Hornet-
#div(start,width:auto)
#style(style=font-size:small;float:right;line-height:120%;){{
|>|CENTER:プロフィール|h
||BGCOLOR(White):|c
|年齢([[生年>誕生日]])|172歳 / LP7年時点(GI850年生まれ)|
|身長 / 体重|168cm / 45kg|
//|3サイズ||
|出身(現住地)|魔王城|
|職業|魔人筆頭(GI~LP期)&br;ホーネット派代表&br;⇒ 魔人筆頭(RA期)|
|[[レベル>現在レベル]] / 才能限界|LV210 /LV320|
|技能LV(傾向)|魔法LV2|
|~|神魔法LV2(カード)/ 聖魔法LV2(図鑑)|
|~|剣戦闘LV2((剣を持って戦わないため、自覚してない可能性が高い。※2周年記念ランスシリーズ質疑応答と織音氏のツイートまとめhttps://togetter.com/li/1472160を参照。))|
|特技|魔法全般|
|趣味|詩の朗読(鬼畜王)|
|目標|父の遺志を継ぐ|
|登場作品|リトルプリンセス&br;ランス10&br; 鬼畜王ランス&br;ランス3/03(どちらも名前のみ)&br;ランス6(アリスの館,特典CD,ラフ画集)&br;戦国ランス(手紙)&br;ランス・クエスト(名前のみ)|
|CV|手塚りょうこ(ミナシゴノシゴト)|
}}
#div(end)

#contentsx(include=false)

*解説 [#c16e4492]
先代魔王ガイが人間の女に産ませた、魔王と人間のハーフ。魔物界のプリンセスにしてGI~LP期の魔人筆頭。~
魔王の力の継承者キール・ラーナが自殺したことでガイは継承が出来なくなっていた。新たな候補が見つからない中、「自分の子供ならば魔王を継がせられるかも」と考えたガイは、無数の女性を孕ませ子を産ませることに没頭。それにより誕生した唯一の成功例、それがホーネットだった。&br;
母はホーネットが産まれたときに死亡し、ホーネットは周りは魔人と魔物ばかりの中、孤独を感じて生きてきた。それで友達としてあてがわれたのがサテラである。&br;
10歳の時にガイにより魔人化、次期魔王となるべく英才教育を受けて育ち、誰もが次の魔王になるものと考えていたが適性が無かったために後継者になれず、ガイは仕方なく異次元から連れてきた来水美樹を継承者として選んでいる。&br;
それでも魔人としての実力はケイブリスには及ばないものの別格。周囲に浮かぶ玉はその膨大な魔力を実体化させたもので、色によって属性が異なっている。

父親の遺志である「魔王リトルプリンセス擁立」を望み、「美樹殺害による魔王継承」を企むケイブリスとの内戦に身を投じる。魔人レッドアイとは過去4度ほど戦い、辺り一帯を更地にして死の大地と化すほどの壮絶な魔法戦を繰り広げた。&br;
ランス10直前、数年に渡る激戦の末、ホーネット派が敗北、魔人領のすべてを掌握したケイブリスは一気に人類圏への進攻を開始する。

ホーネットの掲げている思想は「魔王・魔人による調和ある世界」であり、「魔人こそが人を統治するもの」という選民思想や管理主義に近い理念で「人間は下等な存在」という考え自体は他の魔人達と大差無く、サテラにもかなり曲解させた形で影響させている。&br;
これはガイの「魔王、魔人は人間の上に立つもの」という教育によるものと彼女自身の「尊敬する父は絶対」というファーザー・コンプレックスからきたものでもある((良くも悪くも素直な性格なので、その根拠を覆されるような事態が起きると、かなりあっさり魔王魔人上位の考えを改める。))。&br;
父親との関係性も、善人格のガイを行動規範として畏怖しながら、悪人格のガイの奔放さの中に愛情を感じていたなど、かなり偏ったものになっている。&br;
「完璧」とまで言われる優秀さの反面、主体性に乏しく、それを本人も自覚していて自嘲気味。&br;

**リトルプリンセスでは [#vac9b48e]
ドラキュラ城にて、ホーネットの原型と思われる「''ドラキュラの娘''」が終盤で登場。[[ヒララレモン>ヒラミレモン]]を欲しているが、それを渡してしまうと、幻覚によって包まれた部屋を突破できなくなり、''事実上のゲームオーバー''になってしまうので注意。

**ランス3では [#p72c0da3]
ノスとアイゼルの会話でノスが「我らが主君ホーネット様」「ホーネット様に気づかれないように~」と言及するのみ。
正史となった03においては、魔人同士の会話で人柄を推測出来る部分が追加されている。
**戦国ランスでは [#h1f1ee60]
魔王ルートでリトルプリンセスが覚醒すると就任祝いとサテラを援軍に送る旨の手紙を送ってくる。~
手紙のみで本人は未登場。ケイブリスの超絶低姿勢な態度とは対照的で、両者の立場や思考のちがいが垣間見える。

**ランス・クエストでは [#xc963b6e]
ハイパービルでのサテラの会話で名前が出るのみ。

**ランス10では [#oa7f552f]
ケイブリスの元で囚われの身。カミーラへのプレゼントにするため、ホーネット派の魔人の人質とするため本人は無事だが、身代わりに使徒が惨殺され続けている。救出作戦が行われない場合ターン進行でケイブリスによって凄惨な運命を辿る事に。ハウゼルかシルキィを仲間にし、美樹を保護していると、ホーネット救出作戦が実行可能となる。ホーネット派の生き残り5万の命と引き換えに魔王城へ潜入。道中の戦闘を合計7ターン以内に突破する速攻作戦が要求される。~

ランスに救出された彼女だが、歯牙にもかけていない所かむしろ下に見ており、サテラの使徒(候補)としての評価は「傍に置く者は考えなくてはなりません」と窘める程。人間とは相容れない存在だとして単独行動をする気でいたが、美樹の名前を出されようやく翻意した。
救出したお礼としてランスにセックスを迫られるが「わんわんに交尾を求められたらどう思いますか」とすげなく断る。ケイブリスを倒したらヤらせると約束はするが、この時点では実現不可能な口約束だと思っている。そんな彼女とランスがどういう関係を築けるかは、魔軍との戦争の行方次第。

救出当初は美樹に対し、早期に魔王に覚醒するように促していたが、その後は美樹と接する機会が多くなった為か、自身が魔王を受け継ぐことが出来なかった事に関して、負い目を感じている様子をみせる。&br;
ルートによってはケイブリスを打倒後、美樹が魔王を拒むも受けるも自由と発言するなど、あくまで美樹の意思に任せており、実際に美樹が魔王に就任する事にはこだわっていない。&br;

ケイブリス打倒後、残った魔軍を統率して人間界から撤退させる。(いない場合はカミーラが実行)&br;
またエンディングにおいて、かつて失敗した魔王の血の継承にも再び挑戦する。


第二部では

魔王ランスの時代でも魔人筆頭を務める、現在の世界では最強の魔人。ランスを救うために乗り込んだエールたちの前に立ちはだかり、「たとえ、魔王様(ランス)のお子様とは言え、牙を剥くならば、私の敵」と言い放ち、戦いを挑んでくる。

すべてが終わった後は、「これから元魔王であるランス様がどう行動していくのかは私にとっても重要」と話し、冒険に出てしまったランスとシィルの捜索をサテラに依頼し、自分は魔物たちの代表になろうかと話していた。
時折ランスの冒険の手伝いを、サブパーティーの一員として行っている。((なんでも質問受け付けと織音氏のツイートまとめhttps://togetter.com/li/1322358を参照。))

**鬼畜王ランスでは [#vb060d68]
#style(style=font-size:small;line-height:120%;){{
|>|>|>|CENTER:プロフィール|h
|120|BGCOLOR(White):|120|BGCOLOR(White):|c
|年齢(生年)|不明|身長 / 体重|168cm / 45kg|
|出身|魔王の城在中 |職業|魔人(魔人筆頭) |
|レベル / 才能限界|Lv210 / Lv320 |技能Lv(傾向)|魔法Lv2、聖魔法Lv2、剣戦闘Lv2 |
|特技|詩の朗読 |特記事項|前魔王の娘|
}}
正史と同じく魔王ガイと人間(母については不明)のハーフで、魔物界のプリンセス。次期魔王となるべく教育を施され、あらゆる知識を身に着けた完璧な存在で、誰もがホーネットが次期魔王になる思っていた。だが、ガイが来水美樹を魔王継承者に決めた後亡くなったため、美樹逃亡で魔王不在の中、ガイの遺言を不服とするケイブリスが反乱を起こし、さらに魔人の大半がケイブリスに従ってしまう。ガイの遺言を守ろうとするホーネットと彼女の配下の魔人たちは苦境にたたされているが、ホーネットは美樹に意識操作をして魔王即位させる強硬手段を拒み、あくまで美樹自身が自分の意志で魔王即位することを待ち続けて、理想を共にする仲間達と劣勢の中、必死に戦い続けてきた。

ゲーム開始時は大陸北西部がホーネット派の支配領域であり、主人不在の魔王城を本拠地にして、ケイブリス派と戦っていたが、美樹をケイブリスに奪われ殺害されないために、自分たちの危険を顧みずにサテラとメガラスを護衛として送り出す。メガラスとサテラが抜けた戦力低下もあり、ターンが進むごとに戦況が悪化していく様子が描かれ、やがてケイブリス派に敗北して捕獲される。それからケイブリスが魔王城を制圧するまでプレイヤーは魔人領に干渉できない。ケイブリス打倒後にサテラが健在ならば救出できるものの、戦闘ユニットとしては参加しない。

正史と違い、人間と魔物は対等という考えで、ランスを「貴方様」と呼んで感謝を深々と述べるなど、人間のことを見下していない。魔人の中ではいわゆる穏健な人格者で、人間と魔物が共存共栄する平和な世界を望み、レッドアイと自分の魔力のぶつかり合いによる環境破壊を防ごうとしたり、他人の心を狂わせて遊ぶワーグに「残酷な夢を見せてはいけない」と叱る等、どちらかといえば人間に近い思考や倫理観を持っている。だが父ガイの遺言(美樹を魔王にしてホーネットはその補佐をすること)にこだわっており、ランスに犯されたことで魔王に即位した美樹が自分がガイの政策を引き継ぐかどうかわからないと述べた際には、その時は絶対命令権で私を従わせればいいと返している。ケイブリスから助け出された際のやり取りにおいても、ランスが美樹を魔王にせず人間に戻すと発言した際に不満そうな態度を滲ませるが、美樹の気持ちを聞いて、せめて美樹の護衛をすることでガイの遺言を守ることにするなど、頑なに遺言を守ろうとはせず、相手の意志を尊重する柔軟さを持ち合わせている。
創造神の侵攻が始まったときは、不安そうな美樹に「魔王の力が必要になるかもしれない」と励まして「平和になったら女の子らしいお喋りを楽しみましょう」と言ったり、サテラとシルキィに「私達で出来る事をしましょう」と自分たちにできることを模索しようとするなど、他者を思いやる優しさを見せていた。
*ゲーム的には [#i10308fb]

**ランス10では [#o8f5928a]
作戦クエストホーネット奪回後に拠点クエストで加入。所属は神魔。第二部開始実績の条件の1人……だったのだが、バージョン1.03にて条件が緩和され、実績を達成しなくとも良くなった。&br;
カード構成は倍率6.6倍の六色破壊光線、コンボを稼ぎやすい6連撃の魔力球と非常に高性能。
凍結編成として強力なサイゼル等の連続攻撃&オーバーキル要員には劣るが、ホーネットは専用編成を組まず単独で扱えるというのが大きな評価点。育成用の3ラウンド以内&1ラウンドキルやオーバーキル要員として頼りになる。&br;
欠点は無属性のため弱点が突けないこと、加入が後半になること、救出に1ターンを消費すること。また加入した時期には要所要所でダメージ上限の設定された敵が増えてきていまいち活躍しにくいことも。&br;
ED分岐を考慮しないのであれば、加入させない選択肢もありえる。
救出のタイミングとなる5~8ターン目は忙しい時期であり、またリーザスの魔人を討伐した後は戦果を入れつづけないとコルドバが戦死してしまう為、両者を両立するのが難しい。生存させるには詰将棋のようなプレイが要求される為、コルドバ(および魔物隊長ラカン)とほぼ排他関係となっている。

敵として戦う際には、6つの魔力球が支援配置される。&br;
効果は、赤=確率80%でHP5%回復、青=こちらの支援を1つ消す、黄=異常状態を1つ回復、白=魔法レジスト50%、黒=自動発動80%で魔法攻撃、紫=1ラウンドの行動回数3回制限。&br;手数を減らされる上にHP回復まであるためそのまま倒すのは困難で、ラウンド経過で魔力球が消えるため再び配置し直すのを手裏剣や睡眠などで妨害するのが正攻法となる。&br;
なおグラフィック上の6つ魔力球は、赤=炎、青=氷、黄=雷、白=光、黒?(紫?)=闇、緑=風。((2周年記念ランスシリーズ質疑応答と織音氏のツイートまとめhttps://togetter.com/li/1472160を参照。))&br;
*人間関係 [#kd6c7a5f]
-ガイ(善人格) / 前魔王の父様。厳しくも自分を教育してくれたので尊敬している。
-ガイ(悪人格) / 前魔王の父様。奔放だけど優しい。父として愛していたのはおそらくこちら。
-サテラ / 魔人になる以前からの幼馴染で大事な親友。
-ランス / 下品な魔物より下品な人間、でも愛してくれた悪人格の父にどこか似ている。価値観を改めさせられた。
-ランス(第二部)/守るべき主君。私の行為は全て魔王様の為に。
-来水美樹 / 父の血を継いだ主君。
-シルキィ・リトルレーズン / 信頼する腹心。
-ラ・ハウゼル / 信頼する腹心。
-[[ケイコ>ランス10/その他の人々#another02]]、マナブ、リツコ、マツタロウ / 使徒たち。
-ケイコ、マナブ、リツコ、マツタロウ / 使徒たち。
-[[ラカン>ランス10/その他の人々#another01]] / 父の代から仕えてくれている執事。
-ケイブリス / 父の遺言に背く裏切り者。だが積み上げた努力は賞賛する。
-カミーラ / プライドが高いわがままな女性。((2周年記念ランスシリーズ質疑応答と織音氏のツイートまとめhttps://togetter.com/li/1472160を参照。))
-ランスの子達 / 呆然とするくらい強い8代目魔王の子供達。同じ魔王の子という立場ながら彼らの生き方が羨ましい。

*修得技能 [#ud6260a0]
#style(style=font-size:small;line-height:120%;){{
|>|CENTER:修得技能|h
||BGCOLOR(White):|c
|六色魔道球|それぞれが個別の魔法発生源となり同時に複数の魔法を使うことを可能とする。また魔力増幅器として使用することも可能。|
|六色破壊光線||
|白色破壊光線||
}}

*名台詞 [#q70b9528]
#region(''ランス10'')



-……私は魔王の娘として、地位も力も持って生まれてきました。
&br;なので彼の本当の苦労は分かりませんが……
&br;すごいことだと思います
&br;一番下から、こつこつと膨大な時間をかけて上がり続けてきた……
# ケイブリスについて。
# 自らの理想を阻む宿敵であろうとも、培った努力を素直に評価出来る所に彼女の人柄が表れている。


-(カオスを振るってあのケイブリスと戦う、姿……父上に、どこか重なる……ような……)
&br;(ともあれ……恩ができたと、言うべきでしょうね)
# 「大作戦 魔物界大進軍」ルートでケイブリス撃破後。
# このルートでもランスにガイの面影を見てしまうファザコンぶりを披露。



-(他愛もない想像だけど……あの方も、こんな風だったのかしら)
&br;(当時……あの方も魔剣カオスを振るい、魔王ジルを倒す為に戦ったという……)
&br;(それは……もしかしたら、こんな風だったのかも知れない……)
&br;(性格は全然違う筈なのに……何故かこの男を見ていると思い出す)
&br;(私は……)
&br;(この男に父の面影を見ている……の、かしら……)
# ケイブリスのところに向かう途中、ホーネットはランスを見つめて思案する。
# ランスはホーネットにとって不思議な男だった。
# やがてランスに父ガイの面影を見ていることに気づくホーネット。
# ホーネットのランスに対する心情を表している場面。


-退いてはなりません!すぐに呑まれます!
&br;魔人ケイブリス!私は貴方を打ち倒し、決着をつける!
# 魔人ケイブリスの怒号に押され気味の味方を一喝し、ケイブリスに毅然と言い放つ。
# 父の為、仲間の為、仇敵との決着をつけようとするホーネットの気迫を感じられる。
# 普段はクールなホーネットの激昂顔が見れるのも注目。


-その考えは、もう改めました……
&br;私は生まれた頃から父に、ずっと言われていたのです
&br;魔王、魔人とは、生物として絶対の上位存在、他の全てを支配する存在である、と
&br;その為の振る舞い、考え方をせよ、と
&br;そのことに今まで、一切疑念の余地はありませんでした
&br;ですが……
&br;…………
&br;ですが、貴方は私にも成せなかったことを成した
&br;今は到底、魔王魔人の方が優れている……そんな考え方は出来ません
# 「人間なんてカスとしか思ってなさそうだった」と言うランスに、今の自分の考えを話すホーネット。
# ランスが成し遂げたことを認めて、己の考えや価値観を改めるところなど、ホーネットの潔さと聡明さがわかる台詞。
# ランス曰く「良くも悪くも素直な奴」。


-(わた……わたし……最後の方は意識が飛んで……あんな、乱れて……)
&br;(これが……セックス……)
&br;(危険すぎる……次からは乱れぬよう……き、気をつけないと……)
# 結構乱れた挙句、何気に次回のことを考えているあたり好き者。
# ホーネット様の可愛らしい一面。


-滅茶苦茶な人、でした……
&br;…………
&br;ですが……そういうところが、父上と似ている……のかも、知れませんね……
# ランスとのセックスの後で、ランスのことを思い、穏やかな顔をするホーネット。
# 好きだった悪人格の父が、時折ランスと少しかぶっていることを感じていた。
# ホーネットのファザコンぶりがわかる台詞。


-私の行為は全て魔王様の為に……
&br;たとえ、魔王様のお子様とは言え、牙を剥くならば、私の敵
&br;これより先に進むと言うのならば、私を倒してからとして下さい
&br;……行きます
# 淡々と言う様子に魔人筆頭ホーネットの圧倒的存在感を感じられるシーン。
# ランス10フルグラフィックTシャツ(ホーネット)でも「全て魔王様の為に……」がプリントされているあたり、
# これはホーネットというキャラクターを象徴する台詞だと思われる。


-魔王は、強い……
&br; 勝てないと思ったのは本当です……
&br; ですが……何故でしょうね
&br; あの子達ならやり遂げるかもしれない……そう思わせる何かがある
&br; そして、きっと……それこそが英雄の素質と呼ばれるもの
&br; やはり、魔王様の子、という事でしょうか
&br; ……
&br; 魔王の子……
&br; あの子達は皆、私と同じ立場の筈なのに……こんなにも違うのね
# ホーネットが珍しく心中を吐露するシーン。
# 自身は魔王の子という立場に縛られ生きてきて、己に自由を求めなかったが、それゆえに英雄の素質には恵まれなかった。
# そんな彼女と違い、それぞれの立場はあるものの、その立場を離れ自由に冒険の旅に出て、結果的に英雄の素質を持つに至ったランスの子供達。
# そんな子供達の生きた方もそうだが、自身が持ち得なかったものを物を持っている子供たちの事を、ほんの少しだけ羨ましく思った気持ちが溢れてしまった。



-一時は敵として相まみえた私が言うのはおかしなことですが……皆さん、お疲れさまでした
&br;また、機会があればお会いしましょう
# 宿命から解き放たれ、穏やかな笑顔で別れを告げるホーネット。
# 新たな人生を歩みだした彼女とまた会う日は来るのだろうか。

#endregion

#region(''鬼畜王ランス'')
-シルキィ。サテラやメガラスも必死で戦っているはず…責めないであげて…
# 「リトルプリンセスさえ、早く魔王になってくだされば、こんな事に…」と言うシルキィに。
# ハウゼルを失い、大勢の部下たちを失った圧倒的不利な状況でも、サテラたちを責める事なくひたすら信じるホーネット。
# まさに部下から慕われる上司の鑑。


-愚かな…ここで魔力を衝突させると、この地域全部が滅びてしまうというのに…
&br; 私が巧くかわすしかない様ね…
# 今度こそ決着をつけると、いきまくレッドアイに対して。
# 以前、ホーネットとレッドアイは常識を超えた魔力戦を繰り広げた結果、その地域を死の大地に変えてしまった。
# これ以上、そんなことはさせるわけにはいかない。
# 激しい戦闘の中、環境のことまで考えるところにホーネットの聡明さがわかる。
#endregion



* 名場面 [#t1d4412e]
#region(''ランス10'')

&br;周りが喜びの声を上げ、お互いの健闘を称え合う中、ホーネットは一人床に膝をついていた。
-ランス
&br;「おう、どうした」
-ホーネット
&br;「え……」
&br;「あ、その……これは……」
&br;「っ、ああ、だめです……今は、考えがまとまらなくて……私は……」
-ランス
&br;「がははは、ホッとして力が抜けたのか。お前も人間っぽいところあるな」
&br;「ふふん、どうだ、勝ったぞ。俺様に任せて良かっただろう?」
&br;ポンッと、ランスがホーネットの頭に手を置き、気安く撫でた。
&br;撫でられている間、ホーネットは、魔人筆頭の立場も、魔王の娘の立場も忘れたように、年頃の少女の顔をしていた。
&br;ボウとした、その瞳に映る男の顔が逆光でよく見えない。
-ホーネット
&br;「父う、え……」
-ランス
&br;「あん?」
-ホーネット
&br;「いえ、なんでもありません……」
-ランス
&br;「? 立てないなら手を貸してやろうか?」
-ホーネット
&br;「…………」
&br;「そう、ですね……お願いします……」
-ランス
&br;「ほう、素直ではないか。普段からそうだといいんだがな」
&br;ランスがホーネットの手を引っ張り立たせる。
&br;立ち上がったホーネットの瞳は、先ほどまでの少女の顔はしていない。
&br;しかし、常から漂っていた、ランスに対する険も同時に消えていた。
# ケイブリスを倒した直後の場面。
# ランスに父ガイの面影を見たホーネットは、このとき初めてランスに対して素直になれた。
# クールな完璧超人ホーネットの年相応の少女らしい表情も見れる興味深い場面である。

-ホーネット
&br;「大切な話があるとのことですが……」
-ランス
&br;「うむうむ、そうそう」
-ホーネット
&br;「人類の支配に関してですね」
-ランス
&br;「へ?」
-ホーネット
&br;「安心して下さい、私にそんな意思はありません」
&br;「いえ……」
&br;「……元々、私に目的などないのです」
&br;「ただ、父の遺志を継ぐ、私にはそれしか……」
-ランス
&br;「違う。もう、全っ然、違う。そんなことどうでもいい」
-ホーネット
&br;「え……」
-ランス
&br;「男が女を部屋に呼ぶと言ったら、することは、ひとーーつ!」 
-ホーネット
&br;「……っ!」
&br;ランスの無骨な手が、ホーネットの丸いお尻を撫でた。
-ホーネット
&br;「…………」
&br;「……忘れていました。貴方はそういう方でしたね」
-ランス
&br;「がははははははははははははは!この瞬間の為に今まで頑張ってきたのだ!」
&br;「今更なしだとか、そんな約束してない、なーんてのはなしだからな!?」
-ホーネット
&br;「それは……言いませんが……」
# ケイブリス討伐後にランスがご褒美セックスを要求する場面。
# 父からの宿命を背負って生きたホーネット、対して正反対で自由気ままのランス。
# 宿命から解放された彼女はどこか晴れ晴れとした表情を浮かべており、彼女もまたランスに救われた一人なのかもしれない。

-ホーネット
&br;「魔王の後継者は美樹様となり、後は美樹様が拒むも受けるも自由」
&br;「ようやく……ようやく私は父の遺志を叶えることが出来ました」
&br;「魔王となることを求められた私……そんな私の友となることを求められた貴方」
&br;「これで……私達の役目は本当の意味で終えました」
&br;「ありがとう、サテラ。貴方の仕事も終わりです」
&br;「ここまで私に付き従ってくれたこと、感謝の言葉にたえません」
-サテラ
&br;「え……そんな、言い方……まるで……」
&br;「……あ、いえ。もったいない、お言葉です……」
-ホーネット
&br;「サテラ……」
&br;「これから私達は、どう生きていくべきか、それを探さねばなりません」
&br;「まだ……私の傍に居てくれますか?」
-サテラ
&br;「……っ!」
&br;「は、はい! もちろんですとも!」
-ホーネット
&br;「ふふ……」
&br;「さあ、行きましょうか。まだまだ仕事は沢山ありますから」
-サテラ
&br;「はいっ!」
# ホーネットにとって、サテラは幼い頃から傍にいて支えてくれた大事な友達。
# サテラもまた、ホーネットの孤独を理解して、幼い頃から友達としてずっと寄り添ってきた。
# 使命を終えてからも、これからも一緒にいてほしいと願うホーネットに、サテラは笑顔で応える。
# ホーネットとサテラ、二人の友情と絆を感じる場面。


-ホーネット
&br;「この世界から……魔王と魔人は消えました……」
&br;「これからは今までとはまた違う秩序が作られていくでしょう……」
&br;「色々と考えましたが……魔物たちの代表になろうかと」
&br;「人と魔の中間にいるからこそ……人と間の間に立ち、両者を仲介することが、私には出来る……」
&br;「だから、これからは……そう、生きようかと……」
-アームズ・アーク
&br;「へぇ、魔人筆頭がそんな生き方を選ぶとは……少しだけ意外だったかな」
-ホーネット
&br;「 ……どうやら」
&br;「私は、平和の方が好きだったようです」
# 心の奥底では、人と魔が手を取りあい平和に暮らす世の中を夢に見ていた彼女。
# しかし幼いころからの父の教育により、魔王、魔人という立場に囚われて、それを表に出すことはしなかった。
# その枠組みが完全に壊された今、ようやく素直に自分の心に向き合って、夢を実現する為に尽力することが出来るようになる。
# その表情は心なしか晴れやかなものであった。
#endregion

#region(''鬼畜王ランス'')
-シルキィ
&br;「ホーネット様。こうなれば、手段は一つです。」
&br;「リトルプリンセスに魔王としての自覚を持って貰い、その力に目覚めて貰うのを待つなんて悠長な事をしている暇はありません!」
&br;「無理矢理にでもリトルプリンセスを連れてきて意識改革させて、魔王の座に…」
-ホーネット
&br;「駄目です。無理矢理では…」
&br;「リトルプリンセス様自身がその気になるまで待つのです。」
-シルキィ
&br;「だけど…っ」
-ラ・ハウゼル
&br;「シルキィ、わかってあげて……ホーネット様の気持ちを…無理矢理じゃあ何も解決しないのよ。」
-シルキィ
&br;「それは…そうだけど…」
-ホーネット
&br;「きっと…サテラとメガラスがリトルプリンセス様を説得してくれます。」
&br;「それまでは……」
-シルキィ
&br;「ホーネット様……」
# シルキィの提案こそ最善策なのだが、ホーネットは苦境に陥ろうとも、あくまで信じて待ち続ける困難な道を選ぶ。
# 無理矢理では何も解決しない。
# ホーネットの人を信じる優しさと高潔さを表した場面。


-ホーネット
&br;「やめて、シルキィ。お願いだから、頭をあげて頂戴。
&br; 何も謝る様な事はしていないわ…頑張ってくれたじゃない…」
-シルキィ
&br;「でも…ハウゼル…ハウゼルが…」
-ホーネット
&br;「…シルキィ…可哀想に…ハウゼルと離れてしまった事が、ショックだったのね…」
&br;ホーネットはそっとシルキィを抱きしめた。
-シルキィ
&br;「うっ…ホーネット様…」
-ホーネット
&br;「まだ負けた訳ではないわ…それに、ハウゼルは生きているわ…奪回すればいいのよ…」
# 土下座して謝るシルキィを抱きしめて、彼女の労をねぎらい励ます。
# 絶望的な状況でも前向きに考え、失敗した部下を慰めて励ますところに、彼女の聡明さと優しさを感じる。


-ホーネット
&br;「貴女もそんなにあせらないで…あせって事を仕損じてしまえば…それはもう…」
-シルキィ
&br;「はっ…はい…申し訳ありません…ホーネット様…」
-ホーネット
&br;「それから…シルキィ、もういいわ」
-シルキィ
&br;「えっ…?」
-ホーネット
&br;「逃げなさい。もう私一人で充分」
# 焦燥感に苛まれるシルキィの前では気丈に振舞うが、最早勝敗は誰の目にも明らかだった。
# ここでシルキィを失えば逆転の可能性は万が一にも無くなる。それでも自身の身をも顧みずにシルキィを逃がそうとする。
# シルキィが激しく拒否した為、最終的にはホーネットが折れる形になったが、その優しい心意気は十分に伝わってくる。


-ホーネット
&br;「なんですって…?」
&br;伝令の報告を聞き、ホーネットが青ざめる。
&br;まさか、あの死の大地を通り、ここに来る者がいるとは思わなかったからである。
&br;自分達の立てた作戦が裏目に出てしまったのだ。ホーネットは唇を噛んだ。
&br;主力部隊は、シルキィが率いてカスケード・バウの方面に向かっていたので、この地には少しの兵力しか残っていなかった。
&br;さらに伝令が飛び込んで来た。ケイブリス軍の偵察部隊がこの城を取り囲むように現れたという報告だった。
&br;
-ホーネット
&br;「……戦いの準備を!」
&br;ホーネットは気丈にもそう叫んだ。
# 自戦力はわずか兵数500に自分1人。対する敵戦力は魔物数十万に加えて魔人複数人。
# もはや勝ち目など無く、立ち向かうのは自殺行為に過ぎない。
# しかしそれでも最後まで戦いを挑むホーネットの壮絶な覚悟が見られる。


-カイト
&br;「ホーネット様…降伏なさい。それが貴女の為だ。」
-ホーネット
&br;「……出来ません。私の為、戦ってくれた仲間達…そして、お父様の為にも……」
-カイト
&br;「どうしても…?」
-ホーネット
&br;「ええ、カイト。」
-カイト
&br;「わかりました…」
&br;「それでは行きます。ホーネット様。」
# ホーネット対カイトの戦いのシーン。
# 劣勢のホーネットに降伏を勧めるカイトに、ホーネットは穏やかに拒否する。
# 仲間の為、父の為、毅然と戦うホーネットの姿に、ホーネットの気高さや仲間を信じる心の強さを感じる場面。 
# 敵でありながら、ホーネットを気遣うカイトやケッセルリンクの態度からも、次期魔王と一目置かれていたホーネットのカリスマも感じられる。



-ホーネット
&br;「はあ…はあ…」
-ホーネット
&br;「………………父様…」
&br;戦いに疲れたホーネットは、城の広間に膝をつき、
&br;荒い息を整えゆっくりと瞼を閉じる。その瞼は震えていた。
-ケイブリス
&br;「…見つけたぞ…ホーネット!!」
-ホーネット
&br;「ケイブリス…!!」
-ケイブリス
&br;「さあ、観念するんだな。お前の味方はもういない。お前はたった一人だ」
-ホーネット
&br;「お黙りなさい!私の父である魔王の遺言を守らぬ裏切り者が!」
-ケイブリス
&br;「けっ。何が悲しくて、
&br; 死んだ奴の言葉なんぞ守んなきゃなんねぇんだよ
&br; ばっか馬鹿しい。ぐばぁがぁはははははは!!!」
-ホーネット
&br;「父を愚弄しないで!」
# 流石に多勢に無勢、なんとか魔王城の広間まで戻っては来られたものの、最早ホーネットの限界は明らかであった。
# さしものホーネットも堪えたのか、思わず亡き父親を想い、瞳を震わせてしまう。
# 心が折れてしまってもおかしくないような状況下だが、しかしそれでも宿敵のケイブリスの声が聞こえた瞬間に振り向き身構えて、この絶望的な状況下でおいてなお、敵に弱みをみせまいとする姿勢をみせる。
# さらには死んだ奴(ガイ)の言葉を守るなんてばっか馬鹿しいと笑うケイブリスを一喝する。
# 冷静なホーネットが激昂するのは、それだけ彼女にとって父は大事な存在だということ。
# 例えどれほど追いつめられても、毅然とした態度を崩さないところに、彼女の信念の強さも感じる。

-ホーネット
&br;「初めまして……私の名はホーネット…
&br; 貴方様が仇敵ケイブリスを倒して下さったおかげで、私は解放されました。
&br; この感謝、言葉にしてどれ程並べ立てようと、私の思いを表す事は出来ません。
&br; そして、リトルプリンセス様を…私の大事な友であるサテラを保護して頂き、本当にありがとうございました」
-ランス
&br;「なあに、礼を言われる程の事じゃないさ」
-ホーネット
&br;「後は、リトルプリンセス様に正式に魔王になって頂き、人類と共存共栄の世界を……」
# ホーネットとランスの対面シーン。
# 自分を助けてくれた礼だけでなく、美樹やサテラを保護してくれたことまで礼を述べるところに、ホーネットの優しい人柄を感じる。
# このイベントを見て、ケイブリスにやられてしまう前に助け出したいと思っても、どうあがいてもここまで助け出すことは出来ない。
# 助け出せたのは良かったが、もっと早く助けたかったと、歯がゆい思いをしたプレイヤーも多くいただろう。


-ホーネット「美樹様……」
-来水美樹 「はい……」
-ホーネット「貴女はそれだけ、この世界にとって大切な存在です…~
      それは…覚悟なさって下さい…平和な時ならばいざ知らず…今は神と戦っているのです~
      覚醒していないとはいえ、貴女は魔王…貴女の力が必要になる事がこの先いくらでもありましょう」
-来水美樹 「……はい……」
-ホーネット「美樹様……」
-来水美樹 「はい?」
-ホーネット「平和な時になれば……もっと女の子らしいお喋りを楽しみましょう…」
-来水美樹 「……はい……」
# 創造神の侵攻が始まった中、不安に思う美樹に寄り添い励ますホーネット。
# 最後の言葉に美樹はどれだけ救われたことだろう。


-ホーネット
&br;「私達は……」 ホーネットがすっと立ち上がる。
-ホーネット
&br;「私達で出来る事をしましょう…
&br; 神の身勝手の為、じっとして死んでしまうなんて馬鹿らしい……
&br; そんな事をするぐらいなら…私達にも何か出来る事を見せつけて、死にましょう」
-シルキィ
&br;「私もホーネット様に賛成です」
-サテラ
&br;「もちろん、サテラもだ。
&br; サテラはまだ、したい事が色々ある」
&br;「このままでは死ねない」
-ホーネット
&br;「ふふ……頑張りましょう…私達以上に、人間は現状を恐れているはず……」
&br;「私達まで恐れてしまったら…状況が悪化する事は目に見えています」
&br;「もう、魔人と人間がいがみあう時代は幕を閉じました」
&br;「これからは、いかに共存出来るかを考えましょう」
# 創造神が世界を滅ぼすために天使の軍勢を率いて攻めてくる。
# そんな絶望的な状況でも尚、諦めずに前を向き、勝てないまでもせめて一矢報いるという気概を見せて。
# さらにこのような状況下においても、他人を思いやって戦後の踏まえて人との共存の道を探る。
# そんなホーネットの気高くも優しい人柄が伺える。
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ランス10

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店舗特典サンプル画像

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スタッフ日記 桜秀蘭 ウェディングドレス風ホーネット

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