クルックー・モフス -Crook Mofus-
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解説
世界各地で悪霊退治やバランスブレイカーの収集をしているAL教徒。生きるバランスブレイカーとして登録されているランスに近付き、その動向を探っている。その正体はAL教内でも法王に次ぐ地位である司教の一人であり、先代法王ムーララルー(テュラン-ランス・クエスト作中で死去)の娘でもある。生家が教会だったので自然に神官になった。事故で右目を失明している。
4人の司教の中では他の2人の司教による妨害もありそれほど知名度は無く、またクルックーは法王の座や地位に興味はなく、神に与えられた使命があればそれで満足のようだ。ムーラテストの他候補者に妨害を受けても気にも留めず、トローチ先生からは情動に乏しいその姿勢ではいつか痛い目にあうのではと不安視されている。
周囲からは親の七光りだけで司教になった真面目だけが取り柄の人という評判だったが、ランスと行動を共にするようになってからは、バランスブレイカーも順調に集まり、マグナムでは最終的には法王ムーララルーとなる。
世話役のトローチ先生とは古い付き合いのようで、彼に言わせればもう少し常識的に育って欲しかったらしい。
別名アリスの大冒険と呼ばれる全55巻の聖書を冒険中でも暇さえあれば読んでいる。ALICE教に失望した後は読む事がなくなり、ボーッとする日々となっている。そしてやる事がないと悩むようになる。
ランス・クエストでは
普段は男避けの指輪をしており、その効果で男性から見ると全く魅力的に感じられない。ランスもクルックーに対して欲情しない事に不思議がっている。
典型的な教条主義者であり、行動指針は全てにおいてバランスブレイカー回収が優先する。出会った当初は他人の事情を一切考慮せず自分本位であった。
明確に犠牲が出ると事前に予想されたり、実際、回収の結果、甚大な犠牲が出ても、本人は意に介しなかったが、次第にある程度は配慮するようになる。 後始末はランスがやる羽目になっている。作中では……
- 絆ノート回収時に寒いのは嫌で早く引き上げたいからとランスの居る山小屋に放火。(絆ノートは後に返却)
- モルルンを解呪できると思われる呪い消しゴムをランスが入手する直前で掠め取る。(同時に人破壊爆弾も奪取、こちらは後に返却)
- ダイナマイトを発明したノーぺルを拉致。(後に解放)
- マリアから発明の才能や知識を奪う。(後にランス等により奪還、もしくは返却)
- 魔物によるオノハへの復讐が明確に予想されたのにも関わらず、コンコンパス回収。結果、オノハは陵辱。
- カラーの神具回収により、ペンシルカウを守る結界が消失。ヘルマン第3軍侵攻によるカラー大量殺戮のきっかけとなる。*1(後に神具は返却)
マグナムでは
クルックーにとって、ランスは有益だから傍にいるだけであったが、次第に心の中で大きな存在になっていった模様で、次第に自らの行いにも躊躇いを感じるようになり、バランスブレイカーの中でも上位種となるランスとカオスも、結局は回収しなかった。
それでも、ムーラテストにおいては順調に成果を挙げていき、最終判定の時にはオズ・トータスをも上回る最有力候補にまでなっていたが、その事からトータスとローレ・エンロンの2人に目をつけられてしまい、またランスと関係を持って処女も失っていた事から、「浄化」を名目にカルーピス聖歌隊によって陵辱されてしまう事になる。しかし、クルックーの事が気掛かりになって駆けつけてきたランスによって助け出され、最終的には法王ムーララルーに就任する。
ムーラテストに関しては通常のポイントに加え表に知られていない裏ボーナス得点が設定されており、神が愉快になる残忍な大量殺戮などを起こすとこれが加算される。
クルックーが法王に抜擢されたのもペンシルカウの大量殺戮で裏ボーナス得点が大量に入っていたためである。
法王に就任し、女神ALICEより神の真実を知らされ反抗をしたのか1357回殺され853回精神破壊され、ALICE教を見限る事を決意。しかし、法王としての役職は続けており、以前よりは責任感のある行動や言動も出来るようになっている。また、危険度が低く有用性のあるバランスブレイカーの幾つかも返却している。
神にとって目障りな存在になっているランスや自分の周囲の人間を守る為に、神からランスを殺すように命令されても生かすように進言する*2など、女神ALICEの無茶な要求をごまかし続けている。
ランス9では
冒険者の衣装を纏いヘルマンに参戦。 マグナムで、どこかの国の人口を内乱や戦争等で25%程度削りなさいと女神ALICEに指示されていたのでその為にヘルマンを対象としていた可能性が高い。
ただしヘルマンでランスに再開してからはランスの意思を最優先し無法者の一員として革命に協力(ALICE曰く独断)し、バランスブレイカーの浮要塞の回収をランスの命令で断念していたりしている。
「変身がなんとなくわかる」「ルシアンは法王の容姿を知っている(知る人間はごくわずか)」などにより、会って早々ルシアンがシーラだと気付いた。しかし何か「事情」があって素性を明かさずにいると察して黙っていた。変身を解く際も「いいんですか?」と確認し、「ルシアンさんがいいならいいと思います」と「事情」に配慮した発言をしている。ランスに「(ルシアンがシーラと知ってて言わなかったのは)聞かれなかったから」と答えたのは、クルックー自身内容は知らない「事情」については、シーラから話すべきと考え、はぐらかしたものと思われる。
一ヶ月に一度の女神ALICEとの会談は無法者に参加してからも継続しており、上記の浮要塞の件で殺されたりランスへの想いに関して勘ぐられ法王の仕事の邪魔になるならランスを殺そうかと脅されたり、冗談半分でハンティ暗殺を依頼されたり苦労は絶えない。
キャラ紹介で「現在ではランスを最も大切に思っている」と解説されており、前作でALICE教を盲信していた頃の無表情無感動と比べ、ランスと関わる事によって大いに成長・変化している。
いまだランスに恋心を抱いていることは自覚していないが、親交の浅いメルシィにすら察せられたり女神ALICEにも指摘される程に周囲にはばればれ、マグナムではキャロリも察していた。
ランスに関して以外の思考はヒューバートがドン引きするほどの相変わらずの毒舌ぶりを披露したり、ランスのピッテン放火事件に協力したり、割といつも通り。
真エンディングにてALICE神に一つだけお願いを聞いてもらえる法王特典を使い、シィルの解凍を行った可能性が高い。(ランスにはシィル解凍のためのヘルマンの秘宝を見つけたと発言)
可能性が高い理由として、どういうアイテムかをランスに一切見せもせず説明もしないこと、ランスが中を見ると失敗すると言いつけること、解呪前からランスクエストマグナムと違い一時的な解凍にはならないと発言したこと、アイテムにより呪術を強化したパステルでも解呪は不可能な難易度が挙げられる。 (ちなみに、ランスクエストのエンディングにてリアはヘルマンに魔王の呪いを解呪するようなアイテムはあると発言し、ランスはヘルマンに向かうが、ランスの活力を取り戻すための発言であるため、解呪アイテムの有無は判断できない。)
ゲーム的には
ランス・クエストでは
ランス・クエスト - マグナムでは
シナリオ上必ず仲間になる中では唯一のヒーラー。
スパルタのスキルである格闘の知識★に背負い投げに加え、レンジャーのスキルである隠密移動・宝箱空け・罠回避、さらにALICE加護を初期スキルとして持つ。
ただし、これらのスキルはヒーラーなので成長不可能である。
様々な方向に役立つ反面、器用貧乏にならない様注意がいる。
メインクエストの中に参加必須のクエストが多い反面、逆に参加不可能なクエストもあるので注意。
ランス9では
序盤で参入。 神魔法レベル3だが別に特別な必殺技を持つわけではなく回復の雨2を使用。
他にヒーラーはルシアンがいるがあちらは単体回復、こちらは全体回復なので役割分担可能。
ランスクエストのように背負い投げなどは使えないが近接性能はそれなりに高く、回復性能も合わせれば壁になるくらいは余裕で前線に立てやすい。
熟練度ボーナスはターン開始時のHP自動回復が2%上昇するというもの。
実質的に意味が無い回復量なので特に取らなくても問題ない。
人間関係
- ランス / 最重要監視対象、今では最も大切な相手、守るべき存在
- トローチ先生 / 相棒、世話役
- オズ・トータス / 会いたくない方、プロポーズされる
- テュラン(先代ムーララルー) / 亡き父親
- 女神ALICE / ランス達を守る為に誤魔化し続ける相手
修得技能
特記事項
- AL教において法王に次ぐ地位である四人の司教のうちの一人。
- 女性としての魅力をなくして男を寄せ付けない男除けの指輪を所持
- 右目を幼少時に失明しており、見苦しくないようにと前髪で隠している。
- ランスと語り合えるレベルの貝コレクター。
- 通販特典の唯一の描きおろしキャラ
名台詞
- 女神ALICEは言いました。汝、隣人に尽くせ、と
女神ALICEは言いました。隣人が困っているときは、己が傷つくことも厭わず手を差し伸べなさい、と - 人を幸せにすることで、人は幸せになります。
自分一人の幸せはいずれ、身を滅ぼすことになります。
AL教……ALICE様はそう仰っています - 快楽に溺れることは禁じられています
- ALICE様がそう仰ったからです
- ALICE様のお言葉の真意を考えるのは畏れ多いことです
法王になる前のクルックーが盲信していたAL教の教義、だが実際の女神ALICEは・・・。 この台詞に対しランスは、自分が楽しく喜ばないと他人を喜ばせることは出来ない、自分を犠牲にして他人を助けるのは偽善だ、自分で考えないから自分が何をしたいかも分からないんだ、と否定し、クルックーの心に大きな切欠を与えた
- 神を殺そうと、世界を滅ぼそうと、まあ……どうでもいいです……
ただ、今、ランスがいる世界と、この時間は邪魔させません
――たとえ、相手が神であろうと彼女にとってランスが、とても大きな存在となっていたことがわかる台詞。
- ランスを殺すのは、早計ではないかと思います……
直前に同じ意見をし、女神に一度殺されていても尚、振り絞るように吐き出した言葉。 その胸中は察するに余りある。
- ……もうランスは回復しません
……いえ、今のは冗談です。失礼しましたキャロリとイチャイチャ(?)していたランスにかけた言葉。 ランスは分かっていませんが、キャロリは意図に気づいてしまいあわあわしました。
- ──そうですね。
私、少し変わったかも知れません自分中心で動くランスに、少しずつ影響される事で変わっていったクルックー その事を彼女が自覚した時、自然と浮かべた笑顔は、ランスがCITY中に響く悲鳴を上げたほど驚きの物でした クエスト司教の罠においてランスに、お前は無表情すぎる、表情が豊かになるともっと可愛くなるぞ、笑わせる、泣かせる、怒らせる、悲しませる、快楽であへあへ全部やってやろうと宣言されていた。 その内一つが達成されたシーンである
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コメント
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*1 女神ALICEによると、これが法王に選ばれる決め手となった。
*2 このとき、異議を唱えたことに怒った女神ALICEに一度殺されている。