ヘルマン帝国 (共和国)
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解説
首都 : ラング・バウ
人口 : 約5100万人 *1
兵力 : 31万人 *2
元首 : 第46代皇帝 シーラ・ヘルマン(傀儡)→第47代皇帝 パットン・ヘルマン→大統領 シーラ・ヘルマン
大陸一の歴史と軍事力を持つ北方の大国。国の紋章はヘルマンの頭文字を意匠化した『H』のマーク。初代元首ザナゲス・へルマンの伝説的な一騎打ち62連勝によってGI0532に諸国が統一され、ヘルマン共和国が建国された。
ヘルマン人は体格に恵まれており、男性は死ぬまで体格・身長が成長し続けるという体質である。女性も精神面ではたいへん頑強で、ヘルマンの女らしさとは芯の強さ、逆境にも負けぬつよい心の持ち主とされる。フレッチャー・モーデル、トーマ・リプトン、女性ではミネバ・マーガレットなど、人類最強と言われる者たちをこぞって輩出してきた。
鉱物資源(貴金属、宝石類を除く)が豊富なので重工業が盛んだが、寒冷な気候ゆえに農作物の生産効率が低く、常に餓えと貧困に喘いでいる。食生活は粗雑で、石のようなイモとパン、お湯で煮た大根などがポピュラー。衣食住が保証される軍隊への志望者は多く、そのため短期間で強力な軍隊を組織することが可能。
温暖で豊かなリーザスを狙ってたびたび侵攻をかけているが、国境となっている大山脈は通過するだけで死人が出るほど険しく、両国を物理的に隔てている。そのため越境する側にリスクが大変高く、軍事力が拮抗するようになってからはおたがい攻めあぐねている。
LP2年、シーラ・ヘルマンの第46代皇帝即位を機に、国名がヘルマン共和国からヘルマン帝国に改められた。この後は宰相ステッセル・ロマノフの専横もあって腐敗しきるまで堕ちていくこととなり、その国力は数年前の半分*3までとなった。更にはLP4年10月に発生した黒死病で人口が激減していることも追い打ちをかけた。
LP6年末期、パットンとランスの二人を中心とした独立武装組織「無法者」による反乱「ヘルマン革命」が勃発。おりしもステッセルによる腐敗政治が蔓延しており、帝国上層部への反感は軍内にすら広がっている状況のもと、無法者の勢いを止める事のできないヘルマン軍の各将軍達は次々と敗れ去っていく。最終決戦であるラング・バウ攻防戦の最中、造反を起こしたミネバ・マーガレットにより、皇太后パメラ・ヘルマンやステッセルを含む上層部の人間殆どが抹殺され、ミネバ自身も革命軍の指揮を取るランスによって討ち取られ、革命は成就される事になった。
革命終結後、AL教法王であるクルックー・モフスを立会人として、第一皇子であるパットン・ヘルマンが第47代皇帝に即位。直後、パットンは帝政廃止を宣言し、ヘルマン帝国から民主主義国家「ヘルマン共和国」となった。新たな国の代表にはランスの言い添えで「大統領」の称号が与えられる事になった。 その後、元へルマン帝国の女帝であるシーラ・ヘルマンが初代大統領に就任。4年前の戦争から険悪な関係となっていたリーザス王国と和睦を結ぶ事になった。
歴史
年代 | 出来事 |
GI0533 | ザナゲス・へルマン死去。 |
GI0533 | ザナゲス・ヘルマン死去。 |
GI0534 | へルマン各地で内乱勃発。 反乱軍のグロス・リーザスが新国家リーザスを建国する。 |
GI0544 | 第一次HL戦争 ヘルマンがリーザスに侵攻。圧勝するが征服に至らず。 |
GI0554 | 第二次HL戦争 再び侵攻、十年に一度のお祭戦争化。 |
GI0564 | 第三次HL戦争 再び侵攻。遊び半分でリーザスを蹂躙、破壊と略奪を繰り返す。 |
GI0574 | 第四次HL戦争 遊び半分だったヘルマンがリーザスの奇策で撃退される。 ついに勢力が拮抗。 |
GI0584 | 第五次HL戦争 ヘルマンが再び侵攻するが、またもリーザスが撃退。和平条約締結。 |
GI0800 | 南部代理戦争 リーザス、ヘルマン、魔軍が小勢力が集まる南部(ゼス地方)で各勢力に介入。 勢力争いが始まる。 |
GI0816 | 第一次HZ戦争 肥沃な中央台地を狙いヘルマンが侵攻。 ゼスがヘルマン侵攻阻止と引き換えに中央台地を砂漠化する。 |
GI0885 | 第六次HL戦争(山脈攻防) ヘルマン-リーザス間で大規模な戦争が勃発。痛み分けで終わる。 |
GI0988 | パットン誕生。 |
GI1001 | 第45代ヘルマン皇帝、パメラをみそめて妃に迎える。 |
GI1003 | ステッセル・ロマノフがヘルマン国家中央の政務官に就任する。 |
GI1005 | シーラ誕生。 ステッセル・ロマノフがヘルマン国宰相に就任する。 |
GI1015 | パラパラ砦の攻防 ヘルマンがゼスと組んで挟撃によるリーザス侵攻作戦を計画。 ゼスへの内通失敗と赤の将になったばかりのリック・アディスンの活躍により失敗に終わる。 |
6月、第45代ヘルマン皇帝死去 長く病床に臥していたが、ステッセル・ロマノフに暗殺される。 第46代皇帝シーラ・ヘルマン即位。同時に国名がヘルマン共和国からヘルマン帝国に改められた。 | |
LP0003 | ステッセルが大規模な粛清を行い、ハンティ、フリークを評議会から除籍、軍部でも気に入らない者を追い出し*4、実質的にステッセルの独裁体制となる。 |
LP0004 | 国内で大規模な黒死病が発生、上層部の保身利権争いで対応が遅れたのが原因となり、翌年の夏までに1200万人の死者を出す。 |
RA0010 | 鬼畜王戦争終結。 |
主要都市・軍事砦
都市名 | 解説 |
ラング・バウ | 聖魔教団の総本部デトナ・ルーカの跡地に建てられたヘルマンの帝都、 地下には闘神MMが眠っている。 富と権力の象徴であり、城下町にはほとんど城の従事者しか住んでいない。 第3軍が常駐する。 |
イコマ | 計画都市 |
ウォークランド | 計画都市 |
パルナス | 計画都市 第1軍が駐在する(ランス9) |
ラボリ | 計画都市 川沿いにある優れた構造を持つ城塞都市、中に甲冑製造工房あり、 東側は大河を跨ぐ大橋と繋がっている。 隣国のゼスやリーザスから離れている故、守備隊しか配置されていない。 革命軍はこれを利用してここを本拠地とする。(ランス9) |
パス | 計画都市 十字軍が駐在する |
ポーン | 計画都市 規模は大きいのだが、古い。 攻撃の拠点としては機能するが、防衛に向いてるとは言えない。(ランス9) |
コサック | 計画都市 かなり堅牢な城塞都市。 元評議委員のシタック・ルソとスーバ・ゴーヤはステッセルによってここに幽閉されてい。 第4軍の本拠地。 |
シベリア | 計画都市 |
ローレングラード | 計画都市 第2軍が駐在する |
マイクログラード | 計画都市 帝都のすぐ東にあるでかい町。 東は町側で、西側の大橋は帝都内に直結。 その難攻不落の構造はラボリに匹敵するほど、 だが一旦帝都に入れば内側から大橋を封鎖する事もまた可能である。 第1軍が駐在する(ランス9) |
ローゼスグラード | 計画都市 |
アークグラード | 計画都市 第1軍が駐在する(鬼畜王) |
スードリ10 | 計画都市 第5軍が駐在する(鬼畜王) |
スードリ13 | 計画都市 砂漠地帯の近くにある中堅都市、南部で一番堅牢な都市と言われる。 泥地に囲まれており、狭い道しか舗装されていない、守りには適している。 第4軍が駐在する。(ランス9) |
スードリ17 | 計画都市 |
ゴーラク | 計画都市 |
ウラジオストック | 計画都市 |
ボルゴZ | 牢獄都市(鬼畜王) 人口10万の大都市、リーザス、ゼスに最も近い位置にあり、交易が盛んでいる。 国境に近いため、守備隊も常に怪しい者はいないかと目を光らせている。(ランス9) |
ログA | バラオ山脈麓の街 |
ログB | バラオ山脈麓の街 |
古代の遺跡 | ヘルマン東部にある謎の建造物。警備隊が常駐している(鬼畜王) |
ジニサーレ | 町の外れにナズナズ城が存在する |
セミタポ | 帝都の南を守る最後の砦。 |
キューロフ | 北部にあるの城塞都市。 町自体の規模は大きくないが、北部の軍事的な重要拠点。 ここを抜ければ帝都を守る拠点は北大橋しか残ってない。 第1軍が駐在する(ランス9) |
ソロトイ | 北部の砦 |
ハバロフスク | 元々は犯罪者を入れる強制収容所がある中堅都市。 近年はステッセルの「不死の兵団計画」のために、研究所が作られ、 元死刑執行待ちのマッド科学者のオアマ博士がそこのリーダーとして任用される。 以降は大量の一般人が他所に引っ越してしまい、今では大部寂れた町になっている。 |
ヤンクーツク | ヘルマン東部の中心的城塞都市。 歴史は長く、文化遺産的な価値は高い。 |
番裏の砦 | 魔物の侵入を防ぐ大防壁 第2軍が常駐している |
双子砦 | 同じ形状の砦が向かい合って出来ている。 向かい合う正面は低く、それ以外の側面や背面は比較的に高い。 フリークの予想では浮要塞で攻め込めぬ唯一の砦。 |
魔法砦 | ほんとんど砂漠地帯に入ってるような位置にある砦。 フリークが評議委員時代に建設した。 浮要塞が隠匿されている。 |
地名
地名 | 解説 |
砂漠地帯 | ヘルマンの南部にある、キナニ砂漠に隣接する土地。 |
氷雪地帯 | ヘルマンの北部に位置する極寒の万年雪の土地。 獰猛なモンスター・雪うさぎが出没。 |
大耕作地帯 | 帝都の南、恐らくセミタポ辺りを指す。 革命軍第2旗はここを経由して帝都を迫る。 |
サーレン山 | ヒラミレモンなど不思議な植物が生えている |
ナバタ連山 | ヘルマン北部にある連山 |
菜畑山 | 頂上に魔物使いの力を強化する絆ノートがある 通称絆の山と呼ばれ、魔物使いの聖地となっている |
NB山 | 菜畑山の隣の山 |
バラオ山脈 | リーザスとの国境に存在する山脈 |
ワビ湖 | ボルゴZの近くにある、丘と木々に囲まれる湖。 無法者最初の拠点。 |
マルグリッド迷宮 | 古代の遺跡とよばれる冒険の名所 観光遺跡でもあり、入場料を100G取られる |
イシキリ迷宮 |
天敵の迷宮 |
雪の迷宮 |
ハンド・トロール | LP4年に作られたショッピングセンター。 後に廃墟と化し、盗賊団ライオンマインドやチーターマインドの拠点となる。 |
北大橋 | 幅30m、全長は200mを超える巨大な橋。 帝都の北を守る最後の壁。 工法に関する文書や図面等は一切残っていない、事実上、再建不可能。 |
西大橋 | 帝都の西に位置する巨大な橋。 |
南大橋 | ヘルマンの南端に位置する巨大な橋。 ここを抜ければ帝都を守る砦はセミタポ一つしか残っていない。 |
帝国墓地 (大帝都墓地) | 帝都の北に位置する、歴史あるヘルマンを代表する由緒正しき大墓地。 何百年分の墓があり、世界最大の墓所と言われる。 ここの墓石はピカピカに磨き上げられた良質な石を使われるため、 ミネバに浮要塞対策として持ち出され北大橋の上に積み上げられた。 |
ミージョット村 | 恐らくボルゴZの近くにある町(?)。 町長(?)は革命軍に金銭と食材を支援している。 |
ブールブの村 | ミージョット村の町長の弟が住んでいる。 |
コルサタードル村 | 奴隷商人アザックがいる小さな村。 |
チョックチャック村 | ラボリの近くにある革命とは無関係のちょっと大きめの村。 バショウがアミトスを罠にはめるに、 自分とつるんでいるミネバを使ってここの住人を皆殺しにした。 |
コダックサの村 | 恐らくヤンクーツクから双子砦まで付近にある村。 ハンティがフレイアに紹介した無法者の駐留場所。 |
オシプロクス村 | アナセルが住んでいたババロフスクの近くにある村。 モンスターに襲撃されて八人(アナセル込み)しか生き残ってない。 |
レニャンポニャン村 | アナセルが引っ越した村。 村人は革命軍に協力している。 |
イツクシマ | 5軍の無法者探索ルートにある小さな町その一。 |
ガンリュウジマ | 5軍の無法者探索ルートにある小さな町その二。 リックとロレックスの決闘地。 |
ペトロシワ | 5軍の無法者探索ルートにある小さな町その三。 |
シーガス村 | メルシィの物資補給先。 ランスとロレックスの決闘地。 |
廃村 | パットンが小さい頃よく来るラング・バウの近くにある廃村。 ステッセルの「不死の兵団計画」の秘密工場が地下に隠されている。 |
巨大戦艦 | 全長2000m程ある謎の建造物 ホルスの住処 |
ホ・ラガの塔 | ホ・ラガの住む塔 |
盗賊団のアジト |
元首と側近
ヘルマン評議委員
皇帝と共にヘルマンの国政を執る定員8名の評議委員。LP5年時点ではケチャックとバショウの2名しか評議委員はいない。形式的には立憲君主制であるが、実質的には絶対君主制に近い。
名前 | 解説 |
ステッセル・ロマノフ | 評議委員、宰相*5 |
ケチャック・バンゴー | 評議委員、軍総司令官 |
バショウ・マティオ | 評議委員、経済長官 |
シタック・ルソ | 評議委員(元)、ヘルマン歴史研究家、コサックに幽閉されていた |
ハンティ・カラー | 評議委員(元) |
フリーク・パラフィン | 評議委員(元) |
シタック・ルソ | 評議委員(元)、ヘルマン歴史研究家、コサックに幽閉されていた |
スーバ・ゴーヤ | 評議委員(元)、老経済学者、コサックに幽閉されていた |
ガームロア・マティオ | 評議委員(元)、バショウの祖父 |
オールハウンド・ドックドッグ | 評議委員(鬼畜王) |
ビッチ・ゴルチ | 評議委員(死亡) |
ヘルマン軍
ヘルマン軍を参照。
パットン一派
雌伏する反乱勢力。のちのヘルマン革命軍
名前 | 解説 |
パットン・ミスナルジ | 謀略の果てに国を追われた放浪皇子 |
ハンティ・カラー | パットンの乳母兼、ボディガード |
ヒューバート・リプトン | パットンの親友にして右腕 |
フリーク・パラフィン | パットンの協力者。ハンティとは旧知の間柄 |
ヘルマン革命軍
ヘルマン革命軍を参照。
闇の翼
国からの仕事をおもに受けている暗殺団。
ヘルマン市民
コメント
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*1 LP2年時 約6300万人
*2 LP5年時 30万人 最大動員87万 LP2年時 40万人 最大動員120万人
*3 鬼畜王ランスでのパットンの談
*4 軍総司令官がレリューコフからケチャックへと変わったのもこのときだと思う
*5 ランス9(LP6年9月~)では評議委員の一員でもあると描写されている。